岡山と松山を結ぶ特急「しおかぜ」と、高松と松山を結ぶ特急「いしづち」の車両がリニューアルされます。
(記者リポート)
「まもなく導入される8000系車両です。オレンジ色は瀬戸内の温暖な気候と愛媛の柑橘を、グリーンは香川のオリーブをイメージしています」
特急「しおかぜ」は岡山発着、「いしづち」は高松発着で宇多津駅や多度津駅で連結・分離して、松山との間を1日14往復しています。
現在の車両が導入から30年を超えたため、JR四国が車両のリニューアルを計画しました。
先頭車両の「顔」に当たる部分は、これまでのものに比べて少しだけ丸みを持たせ、親しみやすい「表情」にしました。
指定席の座席のモチーフは「柑橘」。シートを支える脚を1本にしたことで、足元が広くなりました。
さらに全車両にLED照明を導入しました。天井だけでなく、荷物棚にも間接照明が灯され、明るく開放的な印象に。
これまで横開きだったカーテンはロールカーテンに。壁側にはコンセントも設けました。
トイレは全て洋式になります。
(車両をデザインした JR四国/松岡哲也さん)
「今まで30年走っているいるんですけれども、機器を更新すれば、まだこの後も十分走れる車両ですので、新しい車両というところで、気分も新たに旅行をしていただく方も四国を訪れていただけるのかな」
リニューアルした車両は2023年12月23日にデビューし、JR四国は4年かけて全ての8000系車両のリニューアルを進める方針です。