岡山県備前市が地元出身でメジャーリーグ・ドジャースに移籍した山本由伸投手を現地で応援する際、子ども1人あたり30万円を補助する予算案を提案しています。疑問の声も上がるなか、吉村武司市長は市議会で中高生だけで参加できる応援ツアーも検討していることを明らかにしました。
募集人数は200人で、そのための費用約6000万円を新年度の当初予算案に盛り込んでいます。
一方で、同伴する保護者には補助がなく、「経済的な負担が大きい」「家庭が裕福でないと参加できないのでは」などと公平性を疑問視する声も上がっています。
そんな中、28日、備前市議会で一般質問が行われました。
(備前市議会/丸山昭則 議員)
「行きたくても家庭の事情で行けない子どもたちがいると思うが」
(備前市/吉村武司 市長)
「保護者の負担がないツアーの設定も検討しているのでご理解いただきたい」
吉村市長は中高生を対象に、親が参加しなくても子どもだけで参加できるツアーの実施も検討していることを明らかにしました。具体的な日程などは検討中だとしています。