高松市の「ことでん」が新年度の取り組みとして複線化や新しい車両の導入計画などを発表しました。
28日の会見でことでんの植田俊也社長は安全性向上に向けた取り組みや新年度の事業計画を発表しました。
そのうちのひとつが主要駅間の「複線化」です。「高松築港駅」から「仏生山駅」までの約8kmの複線化を2026年度中に完成させる計画で、「太田駅」と「仏生山駅」の間には新しい駅を開業させます。
もうひとつは「新造車両の導入」です。ことでんは現在、80両の車両を保有しています。その90%は利用年数が50年を超えていて、老朽化による運休や遅延がこの10年で18件も起きています。このため新年度に新造車両の設計に着手し、3年以内に新造車両を4両導入したい考えです。
実現すれば60年以上ぶりの新造車両導入となりますが、価格は、1両につき約2億5000万円と高額なため、国や香川県などに支援を求めていくとしています。
(ことでん/植田俊也 社長)
「国や県や地域の皆さんのご支援をいただいて、皆様方のご理解をいただいてきちんとした形で、香川、高松の町にその車両が走れるようにしたい」