踏切で遮断機が下りないトラブルが相次いだことを受け、四国運輸局が高松市のことでんに対し、2023年2度目となる「改善指示」を出しました。
2023年4月、高松市のことでん長尾線の踏切で、遮断機が下りていない状態で電車が通過したことを受け、四国運輸局は6月に管理方法の見直しなどを求める「改善指示」を出しました。
しかし、7月と8月にも琴平線の踏切で同じようなトラブルが発生したことから、運輸局は8月に保安監査を行いました。その結果、過去に発生した踏切トラブルの再発防止策として作成したマニュアルに基づく点検の一部が行われていなかったことが判明。
運輸局は現時点でまだ行っていない点検があれば速やかに行うことと、教育や訓練の方法などを検討するよう指示しました。改善報告の期限は2024年1月31日です。
ことでんは、「今後同じような事案が発生しないよう、全社を挙げて改善に努めたい」としています。