取引業者の廃業や原材料費の高騰による値上げなど……うどん店同士で課題を共有し解決に向け協力しようと、香川県に本部を置く全国組織が発足しました。
発足したのは一般社団法人「日本うどん協会」です。23日は、参加を希望するうどん店などに向けた説明会が開かれました。
(日本うどん協会/山下義高 理事長[純手打うどんよしや店主])
「それがあるから乗り切れるわけじゃないんですけど、気軽に相談できる仲間がいた方がいいんじゃないかな」
高齢化による取引業者の突然の廃業や、原材料費の高騰による値上げ、先代から引き継いだ知識や技術についての疑問など、時代の変化とともにうどん店が抱える課題はさまざまです。
「日本うどん協会」は、そういった課題や問題について相談し、お互いの知識を生かして助け合う組織として2024年2月に発足しました。
年会費を払うことで会員になることができ、香川を中心に東京、大阪、愛知のうどん店、関連業者など先週時点で全国に45の会員がいます。
「日本うどん協会」は、他にもうどんに親しんでもらう活動や技術を高め合うための勉強会なども計画しています。
(日本うどん協会/山下義高 理事長[純手打うどんよしや店主])
「困ったら質問ができるという安心感がある組織にしたいと思う。そういうのがありつつ、子どもたちに小さい時からうどんに触れてもらえるような環境を作っていけたらいいな」