香川県と徳島県、木材を扱う2つの企業が県産木材の利用を促進しようと協定を結びました。
香川県の池田知事と徳島県の後藤田知事が出席、丸亀市の大倉工業、徳島県に工場を置くナイスの代表が協定書に署名しました。
協定は香川県産のヒノキと徳島県産のスギの利用を促進し、伐採・植林の循環を早めて脱炭素社会の実現を目指すものです。
具体的には、住宅の柱や梁などに使われる複数の板を貼り合わせた「集成材」を作るに当たって、2つの事業者がヒノキとスギを積極的に使い、販売では県産木材を使うメリットを発信します。また、両県は、助言や情報提供などの支援をします。
この枠組みで2県にまたがって協定を結ぶのは全国で初めてです。
(ナイス/津戸裕徳 社長)
「香川県産材、徳島県産材、その価値をしっかりとPRして参りたい」
(大倉工業/神田進 社長)
「今まで他県にはないビジネスモデルとして、横展開できることを期待している」
両県の県産木材を使った「集成材」は、強度の確認などを経て、2026年の春の出荷を目指すということです。