広島と長崎に原爆が投下されてから2024年で79年を迎えます。犠牲者を追悼する慰霊祭が岡山市で開かれました。
(岡山県原爆被爆者会/廣信靖之 会長)
「ロシアによる核兵器の威嚇も続いています。イスラエルの閣僚からは『核兵器の使用も辞さず』との発言がなされています。使用されたら人類滅亡の始まりです」
慰霊祭には、被爆者や遺族ら約30人が参列しました。
2023年度、岡山県では67人の被爆者が亡くなりました。岡山県で被爆者健康手帳を持っている人は、2024年3月時点で884人、平均年齢は86.5歳です。
慰霊祭の開催や語り部活動などに取り組む「岡山県原爆被爆者会」は、2020年に2世部会が発足しましたが、被爆者や遺族の高齢化が進んでいます。
(父親が広島で入市被爆)
「日本政府は先頭に立って『核をなくせ』ということを強く言わないといけない」
(岡山県原爆被爆者会/廣信靖之 会長)
「二度と核兵器が使われることのない世界にしていけたらと思うので、若い人に頑張っていただきたい」