香川県善通寺市で3日、鑑賞用の四角いスイカの出荷が始まりました。
善通寺市のJA香川県・筆岡集荷場では、200個の「四角スイカ」の検査や箱詰めが行われました。
「四角スイカ」は約50年前から栽培が始まった善通寺市の特産品です。一辺が約18cm、食用ではなく鑑賞用で、約1年間楽しめます。生育途中のスイカを鉄の枠に入れ四角い形にしています。
2024年は生育期の6月、雨が多く突風が吹いた影響で、例年に比べると出荷数が6割ほどに減りましたが、品質は良いそうです。
(JA香川県善通寺西瓜部会/山下敏行 部会長)
「一番に見て夏が来たなと清涼感を感じてほしいと思う」
四角スイカは7月中旬ごろまで出荷され、関西や東京のデパートを中心に1個約18万円で販売されるということです。
また、2024年はその「四角いスイカ」を広くPRしようと、善通寺市の地域おこし協力隊員がデザインした実物大の大きさの収納ボックス(900円)がお目見えしました。
外側は緑と黒のしま模様、引き出しの中は、スイカの赤い果肉と種がデザインされていて、市内の小学校の児童全員に配布する他、善通寺市の「おしゃべり広場」、高松市の「讃岐おもちゃ美術館」、さぬき市の「津田の松原サービスエリア」で販売しています。