発掘された遺跡や出土品から岡山県の人々の暮らしや歴史を知ることができる企画展が岡山市で開かれています。
岡山市の岡山県立博物館で開かれている企画展「吉備から岡山へ」では、岡山県古代吉備文化財センターの発掘調査による出土品など124点を展示していて、かつて「吉備」と呼ばれた岡山県と他の地域との交流の歴史が分かります。
総社市にある遺跡から見つかった銅鐸は、弥生時代後期のものとみられ、吊り手の部分には水が流れるような文様があります。
同じような文様の銅鐸が近畿圏で3つ見つかっていて当時の吉備と近畿で交流があったことが分かります。
ほかにも、ベトナムなどで作られたとされる弥生時代後期の墓から出土した勾玉や古墳時代に中央政府とのやりとりがあったことが分かる太刀の柄などが展示されています。
この展示会は岡山県立博物館で7月21日まで開かれています。