ユニークでかわいらしい動物たちを描いた日本画家・入江酉一郎(ゆういちろう)さんの特別展が岡山県笠岡市の美術館で開かれています。
迫力たっぷりのライオンや、かわいらしい目をした親子のラクダ……。笠岡市の竹喬美術館で開かれている入江酉一郎さんの特別展です。
大正時代に京都で生まれた入江さん。1970年の第2回改組日展で「カンガルー」が特選白寿賞を受賞するなど、動物画家として活躍しました。
本格的に絵の出品を始めた頃の明るい色を全体に使った作品や、余白を生かした優しくかわいらしい晩年の作品。92歳で亡くなる直前まで絵を描き続けた入江さんの作風の変化も楽しめます。
特別展「日本画家 入江酉一郎のどうぶつ画」は上期が12月22日まで、下期が2025年1月4日から2月2日まで開かれ、期間中に90作品を紹介します。