岡山西警察署は15日、住所不詳で指定暴力団稲川会三代目埋地一家組員の男(42)を詐欺と窃盗の疑いで逮捕しました。
調べによりますと、男は共謀して2024年9月10日、東京都武蔵村山市の88歳の男性に親族などになりすました人物が、「現金が至急必要。会社の上司に現金とキャッシュカードを渡してもらいたい」などと電話をかけて現金200万円とキャッシュカード2枚をだまし取った上、都内のコンビニATMなどで現金80万円を引き出して盗んだ疑いです。
調べに対し、男は「全く知りません」と容疑を否認しているということです。
岡山西署は2024年5月以降、東京都の大学生2人やリクルーター兼指示役の男を逮捕していて、携帯電話の履歴などから暴力団員の男を割り出し、犯行を特定しました。警察は組織ぐるみの犯行の可能性もあると見て、男を追及しています。