計画中のアリーナについて当初より規模を拡大する方針の岡山市は、経済団体にさらなる費用負担を求めています。岡山商工会議所の松田久会頭は、まずは「完成予想図」を作成してほしいと市に要望したことを明らかにしました。
(岡山商工会議所/松田久 会頭)
「形も見えないものに対して協力してくれというのはけっこう難しい。(寄付の)協力をお願いしているが苦戦している」
24日の会見で、岡山商工会議所の松田久会頭は完成予想図の作成を市に求めたことを明らかにしました。
岡山市は北区野田に新しいアリーナの整備を計画しています。
メインアリーナの収容規模について、市は当初6000人程度としていましたが、最大1万人に拡大すると方針を変えました。当初145億円と試算していた総事業費は280億円になる見込みです。
アリーナ整備のため経済団体は当初から8億円を集めるとしていましたが、市はさらなる費用負担を求め、可能な金額を1月中旬までに回答するよう求めていました。
松田会頭は「追加の負担ができるかどうか言える段階でない」と市に回答したことを明らかにしました。