栗林公園の開園150周年プレイベントとして作品を募集していた「かがわの大名庭園 俳句コンテスト」に全国から891作品が寄せられました。俳人の夏井いつきさんらが審査した結果、最優秀賞2作品、優秀賞6作品、入選20作品の計28作品が選ばれました。
<最優秀賞>
●栗林公園部門(香川県知事賞)
「朝がゆや水の秋なる泛花亭」 岡山県 彼方ひらくさん
茶室・泛花亭(はんかてい)の広々とした窓から北湖の眺めを楽しみながら朝がゆを食べ、水の秋という季節のなかに自身も泛(う)かぶような心地が伝わります。
●中津万象園部門(丸亀市長賞)
「秋思あづけん萬象園の白石に」 愛媛県 越智空子さん
その昔、農民や商人たちが小石に願い事を書いて園外から投げていたという「石投げ地蔵尊」の前に立ち、秋への思いを深くしている様子が伝わります。
入賞者は3月16日に開催する「特別名勝栗林公園 開園150周年記念式典」で表彰されます。