香川県立高校では、2025年度の入学生から授業で使うタブレット端末の購入費用を一部補助した上で自己負担に変更します。県教育委員会は6日、県立特別支援学校の高等部についても26年度の入学生から学校指定の端末を自己負担で購入してもらう方式に変更する方針を示しました。
現在、県立特別支援学校の高等部で使用している端末が2025年度末から順次更新時期を迎えるためで、6日に開かれた香川県議会の文教厚生委員会で県教委が明らかにしました。
県は、2025年度の県立高校の全日制の入学生には3万6000円を上限に端末などの購入費の2分の1を補助。定時制、通信制は5万4000円を上限に4分の3を補助します。また、私立高校の入学生にも同様の補助を行います。
県立特別支援学校の高等部については、端末を家庭に持ち帰って使用する頻度を考慮し、定時制や通信制と同様に購入費の4分の3の補助とする方針です。
県教委は、国の「特別支援教育就学奨励費」のICT機器の購入補助をあわせれば「保護者の負担は実質ない」としています。
2025年度以降、教育相談の場や特別支援学校中学部のPTA総会などで生徒や保護者に周知していく予定です。