岡山・香川の頑張る高校生を応援する「青春のキセキ」です。今回は全国や世界の人々を魅了するダンス強豪校を紹介します。プレッシャーを力に変え、仲間とともに舞台で放つ、最高の輝き!
2017年創部ながら全国有数の強豪校として知られる創志学園ダンス部。部内には10年以上のダンス経験者から、高校でダンスを始めた生徒まで。
男女合わせて52人が練習に励み、全国や世界の舞台での活躍しています。
(創志学園ダンス部/新本聖來キャプテン)
「大会によって求められているものが違う。大会に合わせないとやっぱり評価してもらえないのが現実にある。(どの大会も)やっぱり結果は妥協せずに上位を狙いたい、1位しか見えていない」
一言でダンスと言っても部門や種類はさまざまです。
この日は夏の全国大会出場を懸けた中四国予選の2週間前。創志学園はこの試合に、2025年全国1位だった女子HIPHOPや男女混成HIPHOPなど6部門に出場します。
(LYRICAL部門チームリーダー/入澤花恋さん)
「もうちょっと狭めてほしい、じゃないと手の位置が広くなる」
練習の指示をするのは、各部門ごとのチームリーダーたち。
振付師がいない創志では、踊る曲や振り付け・メンバーの選抜に日々の練習メニューなど、大会で踊る作品の構成をチームリーダーがほぼ1人で決めています。
ダンス指導歴約40年、創部当初から監督を務める平井桂子監督が大切にしている部分です。
(創志学園ダンス部/平井桂子 監督)
「あんまり2人でとかチームで相談させない、なんでかって言うと薄まっちゃうんよ、作品が。(リーダーの)思いのままの振りを好きに作りって、その方がおもしろい」
取材したこの日は、チームごとに作り上げてきた作品を監督やコーチに見せる「評価の日」。
見る側が伝えるのは「審査員からどう見えて、何を評価するのか」という第三者からの視点です。
(創志学園ダンス部OG/小郷コーチ)
「クオリティを上げてほしい、とりあえずそこが一番。とにかく、(3月の)国際のときのクオリティーはまだない。みんなの中でこういう位置だからではなく、見てる方が気持ちよく理解できる位置感覚じゃないと」
予選本番までの「評価の日」の最終日。褒め言葉も厳しい言葉も、各チームリーダーと選手たちへ裏表なくしっかりと伝えられる中……
(男子HIPHOPチームリーダー/青山伯夜さん)
「(Q.監督からの評価は?)自分的には悪かったです。きょうは激萎えでした……」
男子HIPHOPチームのリーダー・青山伯夜さん。創志に入学してから本格的にダンスを始めた青山さん。この大会で初めてチームリーダーに任命されました。
(創志学園ダンス部/平井桂子 監督)
「今年の男のリーダーは涙もろくて優しい。怖いから『ハイッ!』っていう感じではないので、下級生が」
メンバーを決めるオーディションで涙を流すなど、優しい性格で誰からも好かれる青山さん。
不安でいっぱいだったというチームリーダーの役割。それでも仲間を支えるため、この日の練習でもメンバー1人1人に「声」をかけ続けます。
青山さんが中四国予選に掛ける思いは人一倍です。
(男子HIPHOPチームリーダー/青山伯夜さん)
「ライバルの新田高校(愛媛)いるんですけど、冬の大会で負けているので、夏は絶対に勝ちたいという思いしかない。頑張ります!」
そして迎えた、夏の全国大会出場を懸けた中四国大会。
大会では中四国の中学・高校の約60チームが、HIPHOPダンスから、小道具を使った踊りに、チアダンスなど……約2分半の演技時間でさまざまなダンスを披露し、審査員が部門ごとに全国大会出場校を決定します。
創志のキャプテン・新本さん率いる女子HIPHOPチームも息の合ったダンスで会場を引き込みます。
そして、いよいよ青山さん率いる男子HIPHOPチームの出番です。
涙を流したメンバー決めから約3カ月の練習期間。初めてのチームリーダーとして。青山さんらしく、メンバー全員と一緒に作り上げてきた全てを舞台上でぶつけました。
全員が100%以上の力で踊り切れたという青山さん。運命の結果発表です。
(結果発表)
「HIPHOP男子部門、第2位…エントリーナンバー39番創志学園高校ダンス部」
結果はライバル校に敗れて第2位。それでも全国大会への切符はつかみ、大舞台でのリベンジを誓います。
(男子HIPHOPチームリーダー/青山伯夜さん)
「変える所は変えまくる、2位だったらもう変えまくるしかない。(審査)シートを見て頑張ろう。ついてきてほしい」
(男子HIPHOPチームリーダー/青山伯夜さん)
「絶対全国では1位を取りたいじゃなくて、1位を取ります。きょうは泣かないって決めてたんですけど……これからも応援してくれたらありがたいです。ありがとうございました」
この日、岡山・香川の高校から全国大会に進んだのは9校14チームです。創志は出場した全てのチームが全国大会出場を決めました。
目標の全国制覇へ、一丸で挑みます!
(創志学園ダンス部/新本聖來キャプテン)
「プレッシャーもあったからこその結果なのかなと思いました。また全国大会へ向け全員で切磋琢磨して頑張っていきたい」
(2026年6月3日放送「News Park KSB」より)