香川県の行政運営を外部の専門家がチェックする「包括外部監査」の2024年度の結果がまとまりました。
香川県の包括外部監査人を務める公認会計士の白川尊大さんが12日、池田知事に監査結果の報告書を手渡しました。
2024年度監査したのは「農業振興」に関連した30の事業についてです。法令違反などの「指摘」はありませんでしたが、改善を求める「意見」が29件ありました。
このうち、新規就農者を増やすことを目指す県立農業大学校で毎年数人の退学者が出ていることについては……。
(包括外部監査人/白川尊大 公認会計士)
「農業大学校の職員の方っていうのは農業の専門家であって、教育等々の専門家ではないというところがございまして、教育委員会等との連携が必要なんじゃないのか」
また、若い世代に花への関心を高めてもらう「全国高校生花いけバトル」については人気が高まっている一方で、評価の指標が設定されておらず、今後の事業展開の方向性が定まっていないという意見もありました。
池田知事は「報告書の内容を見て一つ一つ適切な対応をしていく」としています。