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「竹久夢二」と「ミュシャ」の作品を同時に楽しめる特別展 岡山初公開の作品も

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 岡山県出身の画家「竹久夢二」と日本でも人気の高いヨーロッパの画家「ミュシャ」。同時代に生きた2人の作品を同時に楽しめる特別展が14日に始まるのを前に、内覧会が開かれました。

 果物を手にする女性を、しなやかに優しい色合いで。

 大正ロマンを代表する画家・竹久夢二と、チェコで生まれフランスやアメリカでも活躍したアルフォンス・ミュシャ。ほぼ同時代に生きた2人の作品が同じ空間に並んでいます。

 岡山市の夢二郷土美術館です。ともに女性の美しさを追及した2人の作品を味わえる特別展が始まるのを前に、内覧会が開かれました。

 ミュシャの作品を専門的に収蔵している大阪の美術館が「ミュシャと夢二を並べた展覧会を開きたい」と提案し実現した共演です。

 挿絵画家としてキャリアをスタートさせた2人。合わせて140点余りが展示されています。

 ミュシャの生きた時代には、西洋に浮世絵などの日本美術が紹介され、影響を与えました。一方、夢二は雑誌に掲載されたミュシャの作品を目にしていたのではないかと言われています。

 偶然にも同じような構図で描かれている作品です。

 女性をモチーフにした作品で有名な2人ですが、日常のふとした瞬間の美しさを描いた夢二に対し、洗練された美しさを追求したミュシャ。そうした違いを楽しむこともできます。

 また、岡山初公開のミュシャの作品、11点も展示されています。

(夢二郷土美術館/小嶋ひろみ 館長代理)
「どちらもの作家がすごく人気の作家、今でも影響を与え続けている作家ということで、この2人の画家が並べられるといいなとずっと思っていたので夢がかなったなという感じ」

 この特別展は14日から、6月19日まで開かれます。

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