濃霧の影響を受けやすい高松空港の「着陸装置」の高性能化に向け、国が調査費用を2025年度の予算に計上したことが分かりました。
標高185mの高台に位置する高松空港は、雨や濃霧の影響を受けやすく、視界不良による欠航や条件付き運航が多く発生しています。そこで、香川県では視界不良時でも航空機を安全に滑走路まで誘導する「計器着陸装置」の高度化を国に要望してきました。
現在、高松空港に整備されているのは最も性能が低い「カテゴリーⅠ」ですが、県では着陸ぎりぎりまで滑走路が見えなくても自動操縦で安全に着陸できる「カテゴリーⅢ」の導入を求めています。
国土交通省は、2025年度、装置高度化の「費用対効果」などを調べ、事業採択するかどうか判断します。調査費の額は明らかにしていません。