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「ひびは欠点ではなく個性」独自技法で生み出されたガラス作品展 岡山市

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 独自の技法で生み出されたガラス作品の展覧会が岡山市の百貨店で開かれています。

 壊れたガラスに宿る新たな輝き。岡山高島屋で開かれている展覧会です。展示された約60の作品を手掛けたのは、千葉県を拠点に活動するガラスアーティスト西中千人さんです。

 西中さんは壊れた器に別の器の破片を組み合わせる「呼継(よびつぎ)」という伝統技法を用いて制作をしています。

 作品「邯鄲(かんたん)」では青紫と茶色、土色の3種類のガラスを組み合わせています。形に不完全さを生み出し新たな美を探求した作品です。

 「霞(かすみ)」と名づけられた作品は、淡い緑色とバラ色、そして金箔を溶かし込んだガラスを組み合わせています。日本古来の豊かさを思わせる柔らかな色合いが特徴です。

(ガラスアーティスト/西中千人さん)
「ひびは欠点ではなく個性なんだということで、私はあえてひびを強調した作り方をしている。岡山は備前焼で有名で世界的にも備前焼がすごく評価を取っているが、全く違う表現、素材で同じように日本の美意識を表現したガラスを楽しんでほしい」

 この展覧会は4月14日まで開かれています。

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