高松市の路上で同僚の男性を刺して殺害した罪などに問われている男の裁判員裁判で、検察側は懲役16年を求刑しました。
殺人などの罪に問われているのは、犯行当時18歳だった高松市の無職の男(19)です。
起訴状などによりますと、男は2024年6月、同僚の解体作業員、髙井叶夢さん(当時19歳)が、貸していた仕事道具を現場に忘れてきたことに腹を立て、高松市の路上で短刀を見せて脅しました。そして、刺されまいと両手首をつかんできた高井さんに向け短刀を強く押し出し、左胸を刺して殺害したなどとされています。
5月26日の初公判で男は、髙井さんを刺して死なせたことは認めましたが、「殺意は一切なかった」と述べました。
判決は、5月30日に言い渡されます。