香川県警は、観音寺警察署で保管していた検視結果の報告書を保存期間が過ぎる前に誤って廃棄していたことを26日、発表しました。
廃棄されたのは、2012年から18年までの合計660人分の報告書をとじたファイルで、本来の保存期間30年間を5年と誤って2024年10月に廃棄しました。廃棄に関わったのは警察官3人で、廃棄前に上司に報告する手続きをしていなかったということです。
報告書には遺体の身元や死因、親族など関係者の連絡先などの情報が記されていましたが、警察官立会いの下、溶解処分されていて、情報流出の恐れはないとしています。
5月に他の機関から検視結果に関する問い合わせがあって探したところ誤廃棄が判明しました。また、2016年から18年の3年分は香川県警本部に写しがあり、復元可能だということです。
香川県警本部の捜査1課は「文書の適切な管理を徹底して再発防止に努める」としています。