2023年12月、岡山県里庄町のJR山陽本線の線路補修現場で見張りをしていた男性が貨物列車と接触し死亡した事故で、国の運輸安全委員会が29日、調査報告書を公表しました。
2023年12月5日未明、JR山陽本線の里庄駅近くで線路の補修作業に伴う見張りをしていた男性(当時32歳)が貨物列車と接触し、死亡しました。
運輸安全委員会は事故の原因について、作業現場の約1.7km手前にいた男性が、作業員の退避完了を知らせる「白い布」を列車の運転士に見せようと線路に近づきすぎた可能性を指摘。
再発防止策として見張り員が立つ場所などの再教育を行うことや、工事の管理者が見張り員の位置を確認できる安全管理の仕組みづくりなどを挙げています。