2025年は終戦80年の節目の年です。戦争の悲惨さと命の大切さを伝える朗読会が高松市の小学校で開かれました。
高松市十河地区の社会福祉協議会が開いたもので、十河小学校の児童や地域住民ら約430人が体育館に集まりました。
広島県に投下された原爆で子どもを亡くした母親の体験手記を俳優の紺野美沙子さん(64)が朗読しました。
(俳優/紺野美沙子さん)
「戦争はやめてほしい、戦争はやめてほしい、戦争というものはこの地球上からなくしてほしい、子どもが前夜語ったことを追憶してみました」
朗読を聞いた児童は戦争の悲惨さや命の大切さ、平和な世界について考えていました。
(小学6年生)
「改めて戦争についての恐ろしさが分かって世界が一緒に協力すればいいと思った」
「自分の命って大切にしないといけないなって改めて思った。戦争のことを調べて家族とか身近な人に戦争はだめだよって自分ができる限り伝えていきたいなと思った」
(俳優/紺野美沙子さん)
「戦争というのは、今、子どもたち一人ひとりが持っている日常、当たり前だと思っている日常を奪っていくものなんだよっということを子どもたち一人ひとりに考えていただけたらな」