民間が所有する岡山市の11の土地で50年以上にわたり課税漏れがあったことが分かりました。
岡山市によりますと、課税漏れがあったのは中区原尾島にある農地や山林など11の私有地です。
1972年度以降、市はこれらの土地を実際には市街化区域なのに市街化調整区域として扱っていて、都市計画税を徴収せず、固定資産税を本来より少ない額で徴収していました。
記録が残る1988年度以降だけで、合わせて約180万円の課税漏れがあったということです。
いずれの土地も区域の境界付近にあり、市は、当時の担当者が区域の判定を誤ったのが原因だとみています。
2024年10月、土地の所有者1人が土地の活用について市に相談する中で発覚しました。
市は、法律により過去5年分まで追加納付を求めることができますが、今後の対応は検討中だということです。
(岡山市/大森雅夫 市長)
「市民全体に対しても公平な課税がなされていないということになるので改めてお詫びを申し上げたいと思います」