バレーボールでオリンピックに4大会連続で出場した岡山県倉敷市出身の荒木絵里香さんが岡山市の中学校で特別授業を行い、「互いに尊重すること」の大切さなどを伝えました。
倉敷市出身の元バレーボール選手、荒木絵里香さんはオリンピックに4大会連続で出場し、ロンドンオリンピックでは日本の銅メダル獲得に貢献しました。
竜操中学校の2年生に向けて行ったこの授業。日本オリンピック委員会が「友情」や「尊重」といったオリンピックの価値観を伝えようと開いたものです。
(オリンピックに4大会連続出場/荒木絵里香さん)
「『どうやったらできるかな?』方法を考えてください」
まず生徒たちは荒木さんのアドバイスを受けながら、どうすればボールを落とさずにパスを続けられるか考えながら挑戦しました。
(生徒)
「あんまり距離が長くないからちょっと優しく、赤ちゃんみたいにふわーって優しく」
苦戦しつつも、話し合いながらうまくいく方法を探ります。
その後、荒木さんは、この日取り組んだパス回しでも「友情」や「他者を尊重すること」の大切さなどが感じられると話し、それらの価値観を日常生活でも生かしてほしいと自身の経験を交えながら伝えました。
(オリンピックに4大会連続出場/荒木絵里香さん)
「一生懸命やっていると自分にとって良い出会い、仲間と出会えたし、仲間と協力して目標に向かって頑張ることなどを学んでいけたと思います」
(授業を受けた生徒)
「部活で相手がミスをしたりしてもフレンドシップでミスをカバーしたり、励ましたりして協力していこうと思いました」
(オリンピックに4大会連続出場/荒木絵里香さん)
「いろんな人にオリンピズムは当てはまっていくもので、より良いものとして伝えられる機会があったことはうれしく思う。(きょうの学びが)子どもたちの何か1つでも刺激となったりこれからの糧となってもらえたらうれしい」