中国地方の優れた工芸品を紹介する展覧会が岡山市で始まりました。
直線とゆるやかな曲線を組み合わせた花器。表面の模様は、雪の結晶から着想を得たということです。
岡山市北区の天満屋岡山店で28日に始まった「日本伝統工芸中国展」。陶芸、染織、木工などの作品約110点を展示しています。
倉敷市の作家による蓋物には、群生する花が描かれています。呉須(ごす)といわれる青い釉薬を3種類使って奥行きを表現しています。
この他、備前市の若手の女性陶芸家が手掛けたモダンな造形の花器や、アメリカ出身の木工作家がタブノキをくりぬいて作った鉢なども展示されています。
「日本伝統工芸中国展」は6月2日まで開かれています。