高校生が29日、水族館のイルカのプールに潜って床の掃除に挑戦しました。
水族館のイルカプールに初めて潜ったのは、水族館の飼育員やプロのダイバーなどを目指す多度津高校の3年生2人です。酸素ボンベなどの装備を取り付けて、いざ潜水!
(多度津高校 海洋生産科/大坂吉毅 教諭)
「きょうはちょっと落ち着いてやれてるかなと思います。うちの学校のプールが水深3.3mなんですけど、ここが4mあるので少し深いのと、実際にイルカが泳ぎ回っているのでかなり水流があって流されると」
イルカたちが興味深そうに見守る中、2人は流されないように吸盤を使って姿勢を保ち、コケを丁寧に取り除きました。
海の生物について学んだことを生徒に実践してもらおうと、多度津高校が企画しました。
四国水族館のプールに生徒が潜るのは初めてです。
(イルカプールの掃除に初挑戦/山口裕貴さん)
「思っていた以上に難しくてびっくりしました。(水の流れに)体が持っていかれて、バランスが保ちにくかったりするのが難しかったです」
(イルカプールの掃除に初挑戦/元木幸汰さん)
「同じ水槽の中で(イルカを)見れたので、感動しました。将来専門学校に行ってこういう水族館に就職したいので、それにつなげられるいい経験になりました」
四国水族館では29日から11月末までの毎週木曜日、12人の生徒が交代でイルカプールを掃除します。
(来週 掃除に挑戦する生徒は―)
「頑張ってコケを掃除したいなと思います」
「二人のように落ち着いてしっかりやりたいなと思います」