四国4県の知事と四国の経済団体の代表が4日、高松市で懇談会を開き、「四国の広域観光の推進」をテーマに意見を交わしました。
四国4県の知事会議に合わせて開かれたもので、経済界からは四国経済連合会と4県の商工会議所連合会の会長・会頭の計5人が出席しました。
香川県商工会議所連合会の綾田裕次郎会長は「社会経済情勢が不透明な中、観光の推進は国内外から人や投資をもたらす重要なファクターだ」と述べ、魅力ある観光コンテンツの充実と情報発信、キャッシュレス決済環境の整備など、特にインバウンド(訪日外国人)向けの受け入れ態勢の強化に向け、官民が連携していく必要性を訴えました。
香川県の池田豊人知事は、四国霊場と遍路道の世界遺産登録に向けて、文化庁の国内暫定リスト入りを目指して活動していることを紹介。首都圏や外国人観光客が多い京都などで4県共同の観光プロモーションを行うことを提案しました。