岡山市で3月に発生した山火事について、岡山県の伊原木知事は9日、復旧事業が複数年にわたるとの見通しを明らかにしました。
岡山県議会の代表質問に対する答弁で「復旧スケジュールは現時点で明確に答えることはできない」とした上で「広範な焼損面積や過去の事例を踏まえると、複数年を要すると見込んでいる」と述べました。
岡山市南区で3月に発生した山火事では約486haが焼けました。記録が残る1965年以降では県内で最大の焼失面積です。
県は、森林の復旧が必要な範囲は約290haとみていて、2025年度中に復旧計画を策定する方針です。