警察や国の機関を装った「オレオレ詐欺」で香川県在住の男性が約6300万円をだまし取られました。
2025年4月、香川県に住む60代の男性の自宅の固定電話に総務省職員を名乗る男から「あなた名義の携帯電話から大量の迷惑メールが送信されている」と電話がありました。
続いて警察官を装った男に代わり「あなたも犯人として捜査の対象になっている」などと言われました。
男性はスマートフォンを持っていませんでしたが、「身の潔白を晴らすために新規にスマホの契約が必要」と指示されたことからスマホを契約して、LINEも登録しました。
その後も警察官や検察官を名乗る男から次々と指示があり、男性は指定された口座に8回に分けて約6300万円を振り込みました。犯人はまだつかまっていません。
1件の詐欺事件での被害額は、香川県で2025年最大です。
警察は「警察官がスマートフォンの契約や口座の開設を指示することはない」と注意を呼び掛けています。
