瀬戸内市は12日、海外から転入してきた5世帯の自己負担限度額の適用区分を誤り、高額療養費と入院時食事療養費を過大支給していたと発表しました。
瀬戸内市によりますと、2020年度から24年度にかけて調査したところ、5世帯の自己負担限度額について本来なら「課税世帯」にしなければならないのに、「非課税世帯」としていました。そして5世帯に合わせて12万500円の入院時食事療養費を過大支給していました。
国民健康保険システムでは所得申告をもとに課税・非課税の区分を自動判定するため、海外からの転入者については個別に手動で変更すべきところ、そのまま適用してしまったということです。
瀬戸内市では対象者に個別に謝罪と説明を行い、返還をお願いするということです。
高額療養費制度は、医療費の自己負担額が高額になったとき、限度額を超えた分について払い戻しが受けられる制度です。