2025年3月に岡山市で発生した山火事について、岡山県が進める復旧事業の費用が現時点の試算で20億円程度に上ることが関係者への取材で分かりました。
2025年3月に岡山市南区で発生した山火事では約486haが焼け、岡山県では記録が残る1965年以降で過去最大の焼損面積でした。
岡山県では、森林の復旧が必要な範囲は約290haとみています。関係者によりますと、復旧事業の費用は現時点の試算で20億円程度に上るということです。
主な費用は、植林とヘリコプターによる種まきで、他にも落石対策などを想定しています。
岡山県は、国の補助が受けられる「治山事業」に採択されるよう2025年度中に復旧計画を策定する方針で、「詳細な事業費については、復旧計画の策定に合わせて明らかにしたい」とコメントしています。