香川県の小中高生の文章力向上を目指した作文コンクール「壺井栄賞」の授賞式が開かれました。
小豆島出身で『二十四の瞳』などの作品で知られる作家の壺井栄さんにちなんで行われているコンクールで、2025年で53回目の開催です。
今回は香川県内の12校から72作品の応募がありました。
最優秀作品に贈られる「壺井栄賞」には小豆島中学校3年の白句大翔さんの作品が選ばれました。
タイトルは「語り継ぐべき被爆者の声」。白句さんが広島を訪れた時に出会った、被爆体験をつづった本から感じた「戦争の悲惨さ」や「平和の尊さ」への強い思いがリアルに描かれていることが評価されました。
(「壺井栄賞」に選ばれた/白句大翔さん)
「戦争を経験した人がもういなくなる世界になるので、戦争の悲惨さをたくさんの人に知ってもらいたい」
優秀賞には5人の作品が選ばれ、苗羽小学校の黒木翔真さんには「KSB瀬戸内海放送賞」が贈られました。