2025年5月、高松市沖で旅客船が炎上し沈没しました。乗っていた25人を救助した漁船の船長に8日、感謝状が贈られました。
高松海上保安部の冨田英利部長と香川県の池田豊人知事から感謝状を送られたのは、高松市の谷澤清隆さん(66)です。
(高松海上保安部/冨田英利 部長)
「海に生きるものとして誇りと責任を示すものであり、同じく海に携わる多くの方々にとって限りない模範になるものと思います」
5月16日、高松市の男木島沖で瀬戸内国際芸術祭のツアー客らを乗せた旅客船から火が出ました。
谷澤さんはサワラの流し刺し網漁をしようと近くにいたところ、旅客船から煙が出ているのを見つけました。
谷澤さんは旅客船に自分の船を横付けし、乗客・乗員25人全員を移動させて救助しました。その後すぐに旅客船は炎上し沈没したということです。
(乗客らを救助した/谷澤清隆さん)
「誰であったってあの状況だったらみんな助けに行く。たまたま私がいただけで、たまたま人数もあれだけだった。みんなツキがあった」