5月16日、高松市沖で旅客船が炎上し、沈没しました。船には瀬戸内国際芸術祭のツアー客ら25人が乗っていましたが、けがはありませんでした。19日は沈没した船が引き揚げられました。
高松海上保安部によりますと、引き揚げは高松市男木島沖で19日午後1時ごろに始まりました。
旅客船を所有する倉敷市の海運会社が手配したサルベージ船によって約1時間半後の午後3時40分ごろ、船体全てが海上に現れました。
(記者)
「火災を起こし、沈没していた旅客船が先程、引き揚げられました。すさまじかった火事の跡が伺えます」
この旅客船は5月16日午後5時半ごろ、高松市の男木島沖で炎上しました。バス会社が企画した瀬戸芸の「島めぐりツアー」で豊島と犬島を巡って高松港に帰る途中で、ツアー客らあわせて25人は近くにいた漁船に救助され、けがはありませんでした。
引き揚げられた船は倉敷市に搬送し、高松海上保安部が今後、出火原因などを調べる予定です。