夏の甲子園、香川代表の尽誠学園が16日、2024年夏の覇者・京都国際と熱戦を繰り広げました。
初戦で大阪代表を撃破した尽誠学園。2戦目の相手は2024年の夏の王者、京都国際。アルプススタンドには学校から約800人の応援が駆けつけました。
先発は初戦6安打完封の廣瀬。1回に味方のエラーで1点を失いますが、その後は粘り強いピッチングで、得点を許しません。
そんな廣瀬の活躍を見守っていた男性。廣瀬が中学時代に所属していた「堺初芝ボーイズ」の永原誠司総監督です。
(堺初芝ボーイズ/永原誠司 総監督)
「(Q.中学時代の廣瀬君について)今ほど活躍はしてないけど、チャンスには強かったですけどね。(今は)キャプテンという自覚を持ってチームを引っ張って、ピッチャーやし責任感を持って自分が抑えな、自分が打たなと思ってやってると思います」
5回。2アウト満塁のチャンスでその廣瀬に打席が回ります。ここで、しぶとくライト前へ2点タイムリー!中学生の頃と変わらない勝負強さを見せ、尽誠が逆転に成功します。
(記者リポート)
「5回の攻撃で逆転に成功した尽誠学園。手に汗握る展開に、応援もこの盛り上がりです!」
逆転に盛り上がる応援団。その中には2025年3月まで尽誠でコーチを務めていた原田脩さんの姿も。今は北海道の高校で野球部の顧問を務める原田さんは、この日北海道から応援に駆けつけました。
(尽誠学園 前コーチ/原田脩さん)
「(練習では)ノックを打つ機会が多かったので僕は。守備の面でしっかり守ってほしいなというところで見ていたんですけど、粘りの部分ではいいかなと思うので、粘り強く根気強くやってほしいなと思います」
後半も粘り強い守りでリードを守る尽誠。しかし8回。2アウト2塁3塁から2点タイムリーを浴び逆転を許します。
そして1点を追いかける9回。バッター3番、生田。4番廣瀬につなげたいところでしたが、ここは及ばず。
2024年夏の王者相手に熱い戦いを繰り広げた尽誠学園。惜しくもベスト8進出はなりませんでした。【尽誠学園 2-3 京都国際】
(尽誠学園/廣瀬賢汰 主将)
「チームを勝たせられなかったっていうのは自分の責任として悔しいんですけど、やっぱりこの仲間とできたことはすごい幸せだったので、泣くんじゃなくて次は大学で日本一っていうところを目指して頑張りたいと思います」