赤字運営を立て直すため、高松市が2026年6月に下水道の使用料を値上げする案を示しました。
高松市の下水道事業を検討する委員会で新しい料金案が示されました。
提示した使用料の単価は1立方メートル当たり185円です。これまでの143.5円と比べて3割増しです。一般的な単身世帯は2カ月で546円、3人から4人の世帯は2カ月で1472円の値上げになります。
高松市では新しい料金体制で下水道事業の経費の95%を回収したいとしています。
高松市が7月、市民や事業者を対象に行ったアンケートでは、「大幅な値上げとならないように」という意見が67%を占めたものの、「耐震化を進めるためにやむを得ない」という声も28%ありました。
(高松市下水道事業運営検討委員会/寺尾 徹 会長)
「長い時間をかけて整備してきたものが、今、老朽化という状況の下で支えていかなくてはいけないということは事実です」
高松市では9月、市議会の委員会に新料金案を提示し、12月議会で承認を得て、2026年6月の導入を目指しています。