カキをたっぷり使った、岡山県備前市日生地区の名物グルメ「カキオコ」にも影響が出ています。
(記者リポート)
「こちらのカキオコ店では、その日に水揚げされたカキをカキオコに使っているということです」
日生町漁業協同組合によりますと、現状、地元のカキオコ店にはなんとかカキを出荷できているといいます。
しかし、お店では……。
(日生カキオコまちづくりの会/中村智浩さん)
「お客さんが、来られている数でいうと例年の半分以下。来られるお客さんも、報道によってカキがないと思っている人がすごく多いんですね」
中村さんによりますと日生地区の多くのカキオコ店では2025年に水揚げされたカキや、昨シーズンの冷凍カキを使った「カキオコ」が食べられるということです。
しかし、「カキ大量死」のイメージから客が減っているといいます。
(大阪から)
「おいしいですよ。新聞もニュースもすごいから『どうしよう』と思って」
「(食べられるか)どきどきして、ここでなかったらあきらめて帰ろうと」
現在、日生地区でカキを扱う店舗では漁協から1日5kgまでという購入制限があるということですが……。
(日生カキオコまちづくりの会/中村智浩さん)
「5kgで、来ていただいているお客さんには数が間に合っていると思うので、ほぼ今年取れたカキを食べてもらえると思います。例年より小ぶりな分、数を入れてお客様に提供していますし、実際カキは水揚げされていますんで、安心して食べに来てください」