サッカー明治安田J1リーグ、ファジアーノ岡山のホームスタジアムの整備などについて議論する岡山県議会の特別委員会が開かれ、岡山県が使われていない県有財産の中にはスタジアム整備に適した場所がないことを明らかにしました。
岡山県議会の「防災・環境対策・スポーツ振興特別委員会」で県の担当者が明らかにしました。
ファジアーノのホーム、「JFE晴れの国スタジアム」を巡っては、今シーズン全ての試合でホームエリアのチケットが完売していて、クラブやサポーターが新しいスタジアムの必要性を訴えています。
県によりますと、2024年12月3日時点で使われていない県有財産は元職員宿舎や高校の実習地など合わせて37カ所あり、いずれの場所も新スタジアムの整備には適していないということです。アクセス面や土地の広さなどをJリーグの基準などに照らして判断したということです。
また、議員から「協議会を作るなど、どういった議論のやり方がいいか検討してほしい」と要望されると「県の関わり方を検討する段階には至っていない」と述べました。
(防災・環境対策・スポーツ振興特別委員会/本山紘司 委員長)
「他のスタジアムの歴史や経緯を見てみますと、5年、10年かかっているところが大半でありますから、我々も覚悟の上で議論を進めていかないといけないと思っています」