公立化が検討されている岡山県津山市の美作大学について、公立化した場合の試算が公表されました。
2日に開かれた有識者会議で明らかにされました。
試算は、入学者数と地方交付税の変動を踏まえ、2027年度からの20年間で算出しました。施設の整備費用は約18億円、公立化10年目までは入学者が定員割れしないという想定です。
そのうえで14年目以降も定員の87.5%以上を保つことができれば、累積収支は横ばい以上を維持できると見込んでいます。
また、大学が地域経済に与える影響について、学生・教職員・大学の経常的な支出額は年間で約13億8000万円と推計されるなど好影響がもたらされているとしました。