2025年2月に寺が全焼した火事で焼失したと見られる坂出市指定有形文化財(彫刻)の指定が10月23日に解除されました。
指定が解除されたのは、平安時代に作られたとされる木造「阿弥陀如来坐像」です。2025年2月5日から6日にかけて、「阿弥陀如来坐像」を安置していた法輪寺(坂出市与島)の本堂などが全焼しました。火災直後と、建物撤去工事を開始する前に香川県教育委員会が「阿弥陀如来坐像」を捜索しましたが、像は発見されず、焼失したとみられています。
これを受けて10月1日、坂出市文化保護審議会は教育委員会に対し、「指定解除は適当である」と答申を行いました。そして、10月23日に開かれた教育委員会での議決を経て指定が解除されました。