サッカーJ1、ファジアーノ岡山などのスポーツチームやサポーター団体などが新しいスタジアムの整備の検討を岡山県に求める陳情を岡山県議会が19日、採択しました。
陳情していたのは、ファジアーノ岡山やサポーター有志など7つの団体でつくる「新スタジアムの整備を推進する会」です。岡山県が中心となって新たなスタジアムの建設に向けた具体的な検討を早急に進めることを求めています。
ファジアーノは今シーズン、ホームエリアのチケットが全試合で完売し、新スタジアムの整備を求める50万以上の署名が岡山県や県議会に提出されています。
11月定例岡山県議会最終日の19日に採決が行われ、全会一致で陳情が採択されました。
(新スタジアムの整備を推進する会/河野良亮さん)
「県民の代表である県議会の議員の皆様が全会一致で可決いただいたことは非常に重たいことだと思っています。ボールは行政側にあると思っていますのでぜひ議論を前に進めていただきたい」
岡山県は、これまでに協議体の設置などを見据えスポーツ団体や経済界などと話し合いの場を設けることを明らかにしています。
(岡山県/伊原木隆太 知事)
「県議会の皆さんの総意としてこれまでよりは前向きな思いを感じている。検討するということを表明した以上は、できるだけ早くいろんなものをテンポよく進めていきたい」
本会議では、物価高対策などを盛り込んだ一般会計補正予算案など33議案が可決、認定、同意されました。