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旧香川県立体育館解体へ 近隣住民への説明会…新たなアスベストや地盤沈下に不安の声も

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 旧香川県立体育館の解体に向けて近隣住民を対象にした工事の説明会が20日、開かれました。

 説明会は20日午前10時から旧香川県立体育館の近く、高松市福岡町のホテルで非公開で行われました。香川県によりますと、近隣の約220世帯に声を掛け、32人が出席しました。施工業者や県の職員らが解体の工程や周辺環境への対策などを説明したということです。

 関係者によりますと、工事のスケジュールは、3月中に仮設と外構の解体工事に着手し、4月下旬から内装、8月下旬から屋根、外壁、1階と順次解体します。

 その後、基礎の解体と杭の引き抜き、整地を行い、全ての工事を2027年9月中旬までに終える予定です。ただ、着工の具体的な日付は「最終調整中」としています。

 また、騒音対策として、住宅などに面する南北と東面に高さ5メートルの仮囲いを設置。防音シートを取り付けることなども説明されました。

(記者リポート)
「約3時間半に及んだ説明会。質疑応答で出た話題の一つが建物に使われているアスベストの問題です」

 旧県立体育館では2月、有害物質のアスベストを含む吹き付け材が新たに確認されました。

 さらに民間資金での再生を提案している「旧香川県立体育館再生委員会」が18日、「他にもアスベストの使用が疑われる箇所があり、調査が不十分」として関係法令に違反する疑いで労働基準監督署などに通報したことを明らかにしました。

 19日の記者会見で香川県教育委員会の淀谷教育長は……。

(香川県教育委員会/淀谷圭三郎 教育長)
「(公表している以外のアスベストについて)内容自体を把握していなかったので、(18日の再生委の会見)で初めて分かりました。しっかりと内容は確認もしますし、対応についても関係各所と調整しながら適切に対応していくということになるのかなと思います」

 20日の説明会では「事前にアスベストの調査や公表をせずに工事を進めるのは隠蔽ではないか」、「保存を求める声や裁判もあるのに急ぎすぎている」という声があったということです。

 また、約500本の地下の杭を引き抜くことで「地盤が緩み、家が傾くのではないか」と、地盤調査を求める声も出たということです。

(説明会に参加した近隣住民は―)
「アスベストが出てきて、解体工事を進行しながら量を調査していくということなので。杭をのけた後の地盤沈下に対しても、地盤調査自体が不十分」
「県は工事を強行するっていって着工日も教えてくれない。解体は仕方ないかなと思ってて、(閉館から)10年そこら経ってるから。別に3月末(着工)でなくてもいいじゃないですか。もう不信感しかない」

 香川県と県教委は「説明会で出た意見も踏まえ、影響ができるだけないよう解体工事を進めたい」としています。

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