四国運輸局は、海上旅客運送業など4業種の船員の特定最低賃金を4月26日から最大で月額1万2000円引き上げることを決めました。
船員の最低賃金は海上労働の特殊性を考慮し、陸上勤務者とは別に定められていて、改正は国土交通省が管轄しています。四国地方交通審議会からの引き上げ答申を受けた四国運輸局が答申どおりの改正を決定しました。
このうち、海上旅客運送業(旅客船)では、職員(船長や航海士など国家資格を持つ船員)が月額1万円引き上げられ27万3450円に、部員(資格を持たない船員)は1万2000円引き上げられ20万9000円になります。
そのほか、内航鋼船と木船の運航業(貨物船)はどの職種も一律で1万700円引き上げられました。
船員の最低賃金の引き上げは、旅客船では2013年度から13年連続、貨物船では2014年度から12年連続です。
四国運輸局は「消費者物価の上昇と労使間の賃金上昇の傾向を踏まえ、引き続き審議、決定されるよう努める」としています。