太平洋戦争の末期、太平洋の島国・パラオから引き揚げた岡山県倉敷市の男性が、パラオと日本の友好をテーマに自宅で写真展を開いています。
花札を楽しむのは、太平洋の島国・パラオの人たち。
(田邉泉さん)
「花札って言ったら日本の文化でしょ。日本の文化が残ってるんですね」
古くから日本で食べられている「ナマコ」を洗う人も。
写真展では、かつて日本の統治下にあったパラオで撮影された約150枚の写真が展示されています。
開いたのは倉敷市の田邉泉さん、90歳です。
まだ幼かった1940年に、父の仕事の都合でパラオに移住し、戦況の悪化に伴い1944年に命からがら日本に引き揚げました。
その後、2005年から3度、パラオを訪ね、現地の人と交流を深めるとともに写真を撮りためてきました。
(田邉泉さん)
「パラオに少しでも親しんでもらおうと思って。知ってもらいたい。硬い言葉で言えば、パラオと日本との友好ということで、写真展をやっている」
美しい海や人々の暮らしに、かつて統治していた日本とパラオとの関係。そして、戦争の歴史をテーマに展示する写真を選んだそうです。
(田邉泉さん)
「太平洋戦争で、日本は大変な戦いをペリリュー島でやって、1万人もの人が亡くなっておられる。戦争の残酷さ。厳しさ。そういうことも知ってもらいたいし。だから、戦争はやっぱりやってほしくない。戦争は絶対悪。平和がいいに決まってる、ということでしょうね」
この展示は倉敷市中庄の田邉さんの自宅のギャラリーで、当面の間行われます。見学の希望があれば、事前に田邉さんに連絡してほしいということです。(086-462-0287)