岡山県瀬戸内市のハンセン病療養所「長島愛生園」で23日、恒例の夏祭りが開かれました。
長島愛生園が1年で最もにぎわう夏祭り。会場には屋台が並び、岡山県内外から多くの人が訪れました。
入所者が祭りの雰囲気を楽しんだり、来園者と触れ合ったりする場面もみられました。
(長島愛生園入所者自治会/中尾伸治 会長)
「小さい子が来ているものすごく、それだけで楽しくなったり気持ちが明るくなったりした。毎年こうやって皆さんがだんだん来てくれる人が増えてうれしい。長島愛生園に来やすいのかなと思って」
2026年は、ハンセン病患者の強制隔離を定めた「らい予防法」が廃止されてから30年の節目です。
故郷に帰れないまま亡くなった入所者への慰霊の思いを込め、約2000発の花火が打ち上げられました。
(長島愛生園入所者/石田雅男さん)
「若い人が(療養所に)来てくれることが本当に頼もしく、歓迎したいし、できるかぎり手を取り合って後はよろしく頼みますよと」
(夏祭りに来た子どもは―)
「迫力があってカラフルできれいだと思いました。ハンセン病のことも詳しく調べてみたい」
「歴史もあるし、いろいろ学べる場所だと思っているし、いろんな人が来てつながる場所だと思う」
療養所を開放し、差別や偏見のない社会を、次の世代に託す……夏祭りにはそんな「願い」も込められています。