旧香川県立体育館の解体に至る経緯や工事の進捗などについて、淀谷教育長が1日、県議会で改めて説明しました。
旧香川県立体育館の解体工事は2026年4月に始まり、9月には建物本体の解体に着手する予定です。
解体工事費の支出差し止めを求める住民訴訟に加え、近隣住民が解体中止を求める「仮処分」を裁判所に申し立てています。
1日に開かれた県議会の文教厚生委員会で、香川県教委の淀谷圭三郎教育長は、建物、杭の耐震不足や屋根の落下の危険性など安全リスクを取り除くために解体を決めた経緯を改めて説明しました。
他の建物と比べて高額だと指摘されている解体費用については、国が示した公共工事の基準単価などと解体専門業者3社からの見積もりをもとに積算したものと説明しました。
建物の価値を後世に継承するため2024年度から行っている「記録保存事業」については、解体工事中、特徴ある吊りケーブルの配置や縁梁などの配筋状況などの調査を行う他、3D測量データをもとにしたVRや模型の制作を行う予定を明らかにしました。
記録保存の成果物の公開方法やタイミングなどについて検討を進めていて、今後、予算を計上する予定だということです。
(香川県教育委員会/淀谷圭三郎 教育長)
「保存を求める声がある中で、それにお応えできないことは心苦しく思っておりますが、県民の皆さまに事業の必要性等についてご理解いただけるよう引き続き丁寧な説明を行いながら、事業を進めていきたい」
淀谷教育長の説明に対して議員から確認や質問はなく、委員会質疑で取り上げる議員もいませんでした。