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【特集】“ミステリー×認知症”の金曜ドラマ「名探偵のままでいて」 高松市出身の原作者・小西マサテルさんの思い

 KSBで7月17日に放送が始まる金曜ナイトドラマ「名探偵のままでいて」。このドラマの原作を書いた小西マサテルさん(60)は、高松市出身です。

(高松市出身/小西マサテルさん)
「(Q.ご自身が書かれた小説がドラマ化されたことについてはいかがですか?)感慨無量というか、もううれしさしかない」

 高松の思い出の一つが――

(高松市出身/小西マサテルさん)
「プロレスですかね。高松市民文化センターっていうね。そこにプロレス団体が来て興行を打つんですけれども、東京とか大阪・福岡でしかやらないカードとか、ガンガンにやるんですね」

 そんな小西さんが描いたのは、孫娘・楓が持ち込む謎を認知症の祖父が解き明かす「ミステリー」です。

 なぜ「ミステリー」と「認知症」を組み合わせたのか――

(高松市出身/小西マサテルさん)
「きっかけというのは父親だったんです」

「少年探偵団」にあこがれ

 宝島社から出版されている「名探偵のままでいて」。高松市出身の小西マサテルさん(60)は放送作家として活躍しながら、この作品でミステリー作家デビューをしました。

 小学生の時からミステリーが好きで、当時は「少年探偵団」にあこがれていたそうです。

(高松市出身/小西マサテルさん)
「本当にあるんだと思って。電話帳を見て探偵事務所に電話して、少年探偵団に入れてくれないかと思って。そしたら(電話を取った)女性が『うちの先生は世紀の大怪盗を追ってアフリカの方に行っているので、帰ってきましたら絶対先生の方からお電話差し上げますね』と。まだ待っていますよ俺は!(笑)」

 大人になってもミステリーへの熱は冷めず、「ミステリー小説」を書くことをずっと夢見ていたそうです。

物語が生まれたきっかけは「認知症の父親」

 そんな中、十数年前に父親が「レビー小体型認知症」であることが分かりました。

(高松市出身/小西マサテルさん)
「近所の人に『クーラーの中にリスが10匹くらい次々に入っていくのが見えた。助けてあげないと可哀想だからちょっと見てくれないか』と。これ『幻視』というんですけど、これがレビー小体型認知症の最大の特徴」

 小説の物語は、この1行から始まります。

「今朝は青い虎が入ってきたんだ、と楓の祖父はいった。」(小西マサテル『名探偵のままでいて』宝島社)

(高松市出身/小西マサテルさん)
「これ父親が言っていたこと。日記を付けていたんですけど、毎朝青い虎が入ってくると。部屋に。怖かったと思いますよ」

レビー小体型認知症を知ってもらいたい

 この病気について少しでも知ってもらいたいという思いから、小西さんは好きだった「ミステリー」と組み合わせることを決め、「名探偵のままでいて」を書き上げました。

 このミステリー小説を原作にしたドラマが17日から放送されます。孫娘・楓が持ち込む謎を解くのは「認知症」の祖父。

 「楓。香りをたかせてくれないか」

 ドラマでは、この一言から謎解きが始まります。

(高松市出身/小西マサテルさん)
「奥田瑛二さんがレビー小体型認知症のお芝居をやりながら、それががらりと変わって『絵が見えたよ』というわけですよ。それ見てたら(父より)かっこよくなって生きて・動いて・しゃべっているっていうようなのを見て、たまんなくなっちゃって、涙止まらなくなった」

 実は奥田瑛二さん演じる「祖父」に名前はありません。これは小説を書く時から小西さんがこだわった点でもあります。

(高松市出身/小西マサテルさん)
「名前があると特定される。『祖父』というと、全員に『祖父』はいる。自分のおじいちゃんおばあちゃんを見て、『誕生日には何かあげよう』と思ってくれれば」

 7月17日に始まる金曜ナイトドラマ「名探偵のままでいて」は、毎週金曜夜11時15分からの放送です。

(2026年7月16日放送「News Park KSB」より)

KSB 報道
執筆:KSB報道
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