熱戦が続いている夏の高校野球・岡山大会。岡山商大付には、小さいころから一緒に野球をやってきた双子がいます。この夏の2人の合言葉は岡山の頂点での「恩返し」です。
岡山商大付の3年、キャプテンの打越雄大と副キャプテンの大晴。一・二塁間を守る双子の兄弟ですが……。
(岡山商大付 双子の弟/打越大晴 選手)
「チームメイトに聞いたらわかると思うんですけど、あんまし仲良くなくて…(笑) 高校は絶対に別々にしたいと思っていたけど、2人で頑張ろうかと思って」
小学2年生から野球を始め、そこからずっと同じチーム。野球のことになるとよくけんかをするという2人を、そばで支え続けたのが父の正人さんと母の裕子さんです。
(母・裕子さん)
「大変なこともたくさんあったんですけど、毎日文句も言いながらやってきたんですけど、この夏が終わりやなと思ったらさみしい」
(父・正人さん)
「どんな展開になってもみんなのために責任を持って諦めずにやってほしい」
(岡山商大付 双子の兄/打越雄大 選手)
「姫路から通わせてもらっているので、とにかく親に、勝って恩返ししたい」
(岡山商大付 双子の弟/打越大晴 選手)
「やっぱり応援してくれる人たちのために岡山でてっぺんとれるように頑張っていきたい」
2人分の「恩」は頂点で返す。16日、春の中国王者・創志学園との一戦は1回、いきなりピンチの場面。
セカンドを守る兄・雄大から弟の大晴へ! 1回のピンチを切り抜けます。
3回、商大付は先頭の大晴がフォアボールを選ぶと、その大晴を3塁に置き、先制のチャンス。
1番・市川の大きな当たりはライトの頭上を超えるタイムリーヒット! 大晴が先制のホームを踏みます!
続くバッターは兄・雄大。ここはライトフライ、追加点とはなりません……。
優勝候補・創志相手に1歩も引かない戦いを見せる商大付を引っ張る2人。
1点リードで迎えた7回。ノーアウト満塁のピンチにフォアボール……。
負けられない意地を背負うのは相手も同じ。同点に追いつかれると、犠牲フライで逆転を許します。
2点を追いかける商大付は9回、1アウト1,2塁のチャンス。打席立った弟・大晴は空振り三振。
一緒に野球をしたこれまでの日々。勝って恩返しはならずも、2人だから届けられた思いがありました。【岡山商大付 2-4 創志学園】
(母・裕子さん)
「チームで、ああやってみんなで戦っている所を見ると本当に誇らしくてうれしい」
(父・正人さん)
「双子を同時に見るっていうのは恐らくこれが最後の試合になると思うので、最後がすごくいいゲームで良かったです、2人に感謝したい。『良くやった』と『ありがとう』と言ってあげたい」
(岡山商大付 双子の弟/打越大晴 選手)
「この試合が2人の最後の試合にしたくなかったのが正直です。でも雄大と12年間一緒に野球ができて自分はめちゃくちゃ幸せでした」