岡山市に本社を置くダイヤ工業は、くらしき作陽大学健康スポーツ教育学部と連携し、課題解決型学習プロジェクトを行いました。
プロジェクトは、ダイヤ工業を含む地元企業4社が参画する産学連携の授業の一環として行われました。各企業が自社の強みを活かした多種多様な課題を学生チームに提示し、健康スポーツ教育学部の2年生42人(全8チーム)が2026年4月から約4カ間をかけて解決策を検討するという形式で、7月16日の最終発表会でプレゼンテーションが行われました。
ダイヤ工業を担当したのは2チーム・計11人で、テーマは「接骨院と学校の融合」でした。
学校現場や部活動では、専門的なテーピング処置や正しいケアの知識が不足しているという課題があり、国家資格を持つ柔道整復師が運営する接骨院がそのリソース不足を補い、地域の健康促進の拠点となる仕組みづくりを目指しました。
学生たちはスポーツ経験者の多い学内でアンケート調査を実施し、客観的なデータを取り入れた提案資料を作成しました。また、ダイヤ工業のコルセット製品「プロハード」を実際に体験する時間も設けられ、学生や教員が製品の機能を直接確認しました。
参加した学生からは、「学校・接骨院・ダイヤ工業のすべてにメリットのある提案をまとめることができた。相手の立場やニーズを考えながら提案する難しさと大切さを学んだ」、「自分自身もけがで悩んだ経験が多かったため、生徒目線だけでなく接骨院目線でも考えることの重要性に気づいた。将来教師になった際に、けがで悩む生徒を少しでも減らせるよう、さらに知識を増やしていきたい」という感想が寄せられました。
ダイヤ工業は今回の取り組みについて、「教職を目指す学生たちが将来現場に立った際、部活動の悩みを解決する手段として接骨院の活用という選択肢を持つきっかけになれば幸い」とコメントし、今後の産学連携や地域貢献活動に本プロジェクトの学びを生かしていくとしています。